気候変動覚え書き

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zoom RSS PIOMAS (北半球の海氷の体積推定プログラム) バージョンアップ

<<   作成日時 : 2011/06/19 23:47   >>

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北半球の海氷の体積を、数値モデルに観測データを同化することで推定するPan-Arctic Ice Ocean Modeling and Assimilation System (PIOMAS) が改良されバージョン2になったとのこと。

PIOMASの基本的な話は以前書いたので、そこからの差分を書くと、

  • 主な改良は、氷がない部分のSSTを同化するようにしたことと、パラメータの調整。
  • 季節変化を調整するベースとなる平均の海氷体積は4月が最大で28,700km^3, 9月が最小で12,300km^3。ver.1では28,600km^3と14,400km^3だった。
  • 2011年5月現在の海氷体積は20,200km^3。平均より28%、1979年より35%小さい。乖離は2.5σ。
  • 長期トレンドは10年毎に-2.8e3km^3の減少。ver.1では-3.6e3km^3だった。他のモデルと比較するとこれは保守的な見積もり。
  • 誤差は、長期トレンドが+-1.0e3km^3、月平均からの乖離は+-0.75e3km^3、月平均の絶対量は月ごとに異なるが10月だと+-1.35e3km^3。オホーツク海とSt. Lawrence湾の一部はそもそも計算に入っていない。

    PIOMAS v1.0は2003年に作られたようです、その後CryoSat衛星とかも飛んでデータは大幅に増えました、グラフを見ながらいつも「これ、どこまで正しいんだろうか?」と思っていました。データと突き合わせながら細かいところを色々アップデートしたんでしょうね。

    Ver.1でトレンドを外挿すると2010年代半ばには夏の北極海から海氷が消えることになってましたが、それはver.2でも変わらないようです。また以前の記事を書いた時は気付きませんでしたが、グラフは1979年からですが、最初は比較的平らで、次第に傾斜がきつくなっていっているように見えます。とすると以前の記事でPIOMASとFreshNorはトレンド線の形が全く違うと書きましたが、人間がえいやで引いた線の形が違うだけで、データそのものは大きくは違わないような気も。とすると、、、夏の北極海からは遠からず、氷が本当に無くなるのだろうか。それでも人々は行動を変えないんだろうなあ。
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