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zoom RSS 北極海の氷が溶けることによる正のフィードバック:観測データ

<<   作成日時 : 2009/09/17 21:35   >>

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北極海の海氷の面積は現在、1970年代の約60%となっている。このように海氷の面積が縮小するとその上の大気が強く暖められると以前から予想されてきた。海氷はその上の大気を冷やし、アルベドを大きく保ち、また大気を暖かい海水から遮断するためである。海氷が失われればこれらの効果も失われるため、極地方の温暖化は低緯度地方より大きくなる。これをArctic amplificationとかpolar amplificationと呼び、秋と冬の大気が主に影響を受ける。そして、暖められた大気は北極圏以外へも影響を及ぼすのではと予想される。これが本当に起きているかを観測とモデリングにより解析した。
50N 180Eから北極点を通り50N 0Eまでの大気の垂直断面について、1979-2007年に対する2003-2007年の気温のアノマリを、海氷面積のアノマリと対比させた図1を見ると、北極の温暖化と海氷の消失とは明確に対応している。
更にNCEP/NCAR Reanalysis、Community Climate System Model Version 3を用いたモデル計算を行い、Arctic amplificationがこの10年で始まったことを確認した。今後、海氷が縮小すればこの効果はさらに強まることをモデルは示している。
これが北極圏以外へと及ぼす影響の研究はまだ初期段階にある。たとえば暖められた大気が周囲の永久凍土を溶かし蓄えられていた炭素が大気中へと放出されるかも、との認識が強まっている。だが影響の大半は北極圏に留まるとの研究もあり、まだ答えはない。
元記事の本文には図1の説明がほとんどなく、それだけ読んでも意味不明なので、図のキャプションから情報を補ってます。それでも「明確に対応している」は元の図を見ないと分からないですよね、元図をしげしげと眺めてしばし感慨にふけるのが正しい読み方だと思いますが、図をコピペすると著作権的にまずいので、見たい方は元記事へどうぞ。

北極海で暖かい空気が生成されれば、影響は周囲に及びそうなものですが、そうならない可能性がある、ってどんなメカニズムを考えるとそういう結論になるんだろう?

Arctic Amplification, National Snow and Ice Data Center (NSIDC) monthly highlights, August 2009, from http://nsidc.org/monthlyhighlights/august2009.html

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