気候変動覚え書き

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zoom RSS 海面は最終的にはどこまで上昇するのか; 古気候データより

<<   作成日時 : 2009/07/01 23:02   >>

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温暖化による数千年単位での海面上昇幅、海や氷床等が最終的に平衡状態に達することで起きる上昇幅はほとんど分かっていない。気温がすばやく上昇する場合であっても氷床はゆっくりとしか溶けないため、現在の予測は今世紀末とかまでに起きる海面上昇しか考慮していない。千年単位で起きる海面上昇はほとんど理解されていない。
今回、紅海の有孔虫に含まれる酸素の安定同位体、およびバルク堆積物(?)を分析して過去52万年の海水面の変動を復元した。これを南極の氷コアから得られるCO2と南極の気温の変動と突きあわせたところ、過去5回の氷河期に関しては、数千年単位で見た海水面と南極の気温(ひいては全球の気温)には強い相関があることが分かった。
この相関を元に、現在とCO2レベルがほぼ等しい鮮新世中期 (300〜350万年前) の海水面を求めたところ、現在よりも25±5m高いと推定できた。この推定は他の独立した研究からも裏付けられる。
従って、CO2が今日の水準で安定するならば、数千年単位で見れば海面が大きく上昇しうることが示唆される。この変化は数千年単位のものだが、氷河期が終わるときの海面上昇速度を考えれば、その調整過程では1世紀あたり1〜2mという急速な海面上昇が起きるかもしれない。Nature Geoscience掲載論文。
、、、論文のabstractが非常に読みづらく、ScienceDailyの記事とabstractを何度も読み直してしまいました。正しく理解出来たかどうも自信がないのですが、

25mですかぁ。全ては海に還るのじゃ、ふぉっふぉっふぉっとか言いたくなる数字。

「ほとんど分かっていない」とScienceDailyの元記事 (たぶんSoutherampton大学のプレスリリースをそのまま掲載しただけ) と切り捨てられている数千年単位の変動ですが、同記事によればIPCC AR4では7mになっているとのこと。読んだ記憶がない、、、駄目だ。7mでも十分に大きいですが、そんなものでは済みそうにない、が今回の研究の結論ということですね。了解。

海面上昇による水没地域を示す、Google Map用アドイン: http://freegeographytools.com/2007/sea-level-rise-google-mapplet

Journal reference: Rohling et al. Antarctic temperature and global sea level closely coupled over the past five glacial cycles. Nature Geoscience, June 21, 2009; DOI: 10.1038/ngeo557

National Oceanography Centre, Southampton (UK) (2009, June 22). Close Relationship Between Past Warming And Sea-level Rise. ScienceDaily. Retrieved June 24, 2009, from http://www.sciencedaily.com/releases/2009/06/090622103833.htm

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