気候変動覚え書き

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zoom RSS 世界経済減速、CO2増加ペースに影響せず

<<   作成日時 : 2009/02/18 21:32   >>

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CO2濃度は記録を更新中であり、世界的な経済不振の影響は今のところ見られない、とNorwegian Polar Instituteの研究部長Kim Holmen。
  • CO2濃度の上昇幅は長期トレンドに沿っている
  • 世界経済減速の影響を論じるには時期尚早だし、それを観測するのは難しい。例えばシベリアの夏が異常に暖かく、バクテリアが繁殖して有機物を分解すれば、人間活動の影響は覆い隠される
  • ノルウェー沖Svalbard諸島では2008年12月に392ppmが観測された。昨年の同時期に比べ2〜3ppmの増加。一般にはNOAAの(385ppmとかの)値がよく使われるが、それは年平均であり、この時期に392ppmという値が出ること自体に驚きはない。CO2濃度は北半球の春の直前がピークなので、まだ上昇する筈
Holman氏の本来の目的はSvalbard諸島での観測プロジェクトについて述べることだったように見えますが、記者の、そして私の関心は世界経済減速がCO2増加に影響するか?に行ってしまい。

個々の観測地点で、前年比で2〜3ppmの増加ならば、確かに普段どおり。
全世界のデータを集めて平均を出しているNOAAのサイト
http://www.esrl.noaa.gov/gmd/ccgg/trends/

気象庁のサイト
http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/ghghp/info_ghg.html
http://gaw.kishou.go.jp/wdcgg/jp/update/update_j.html

シベリアが高温になるだけで人間の影響は覆い隠されてしまうとのこと。そんなものなのだろうか、と思って計算してみると。

NOAAの全球平均データで直近10年間(1999〜2008)の増加量を見ると、最低が2000年の1.24ppm, 最高が2005年の2.41ppm。平均が1.93ppm, 標準偏差が0.18ppm。人間活動はというと、世界経済が不況になったといってもGDPで見れば5%減とかでしょう。増加量の平均が1.93ppmですから、その5%と言えば0.10ppm。10%としても0.19ppm。1シグマに過ぎないんだな。

100年に一度の不況といってもその程度なのか。経済が(1929年大恐慌のように)何年間も継続的にマイナス成長すればともかく、1, 2年ならばノイズに埋もれてしまいそうですね。

'CO2 hits new peaks, no sign global crisis causing dip,' Reuters, February 12, 2009, from http://www.enn.com/pollution/article/39308

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
なるほど。量の関係がわかりやすいです。

はじめて気持ち玉なるものをクリックしてしまいました(笑)
綾波シンジ
2009/02/19 22:55
気持ち玉なるものを貰ったのは私も初めてです (笑)
Polly
2009/02/20 07:21

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