気候変動覚え書き

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zoom RSS 2003-2008年の海面上昇は大陸氷の融解が主因

<<   作成日時 : 2008/12/02 21:03   >>

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Jason-1衛星, GRACEの2つの衛星、およびArgoシステムのデータを用いて2003-2008の海面上昇の原因を解析した。海水の熱膨張は何故かほとんど貢献しておらず、80%は大陸氷の融解に依ることが分かった。
1993-2003の平均海水面はTopex/Poseidon衛星、その後継であるJason-1衛星により非常に精度良く計測され、ほぼ一定の速度 (3mm/year) で上昇したことが分かっている。このうち1.5mm/yearは海水の熱膨張、1.2mm/yearは極地方の氷と山岳氷河の融解に由来する。だが2003年以降、2.5mm/yearの海面上昇が観測されたが、そのうち海水の熱膨張に由来するのは0.4mm/yearしかなかった。
海面の熱膨張は2つの独立な手法により計測されている。一つはArgoの計測で、これによれば水深900mまでの海水の熱膨張は0.4mm/yearと見積もられる。二つめはTopex/PoseidonとJason-1の高度計を比較し、GRACEによる海水の体積膨張と突きあわせたもの。こちらによる見積もりは0.3mm/year。両者はほぼ一致している。
GRACEのデータによれば、南極とグリーンランドの溶解によるこの期間の海面上昇は1mm/year。山岳氷河による上昇は他の研究により1.1mm/yearと見積もられている。これらを合わせると、2003-2008の海面上昇の80%は大陸氷の融解によるものと推定される。Global and Planetary Change掲載論文。
人工衛星の高度計、重力計の計測ってこんな精度が出るものなんだ、、、すごい技術だ。黒魔術としか思えん。知りませんでした。恥ずかしながら今の今まで海水面の計測というと、油壺の潮位計のイメージしか頭の中にありませんでした。遠い昔、VLBIによる大陸移動の初の直接計測のニュースを聞いたとき並の驚き。具体的にはどうやるんだろう?原子時計積む?ジオイド面に沿って、、、うーん分からん。GRACEの解説とかググればいいのかな?

Journal reference:
Cazenave et al. Sea level budget over 2003-2008: A reevaluation from GRACE space gravimetry, satellite altimetry and Argo. Global and Planetary Change, 2008; DOI: 10.1016/j.gloplacha.2008.10.004

CNRS (2008, December 2). Accelerated Melting Of Continental Icepacks Is Major Reason For Rise In Sea Level Between 2003 And 2008. ScienceDaily. Retrieved December 2, 2008, from http://www.sciencedaily.com/releases/2008/11/081129094609.htm

2008.12.3 continental icepackの訳を陸氷-->大陸氷

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