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気候変動覚え書き
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気候変動についての科学情報のメモが主です。地球温暖化で何が起きるかを理解するため、大昔ちょっとだけ学んだ気候学を、片手間で出来る範囲で勉強し直すことにしました。なお、本メモは英語ソースの情報が多いですが、私の英語力は悲惨なので意味を取り間違えている場合は多々あると思います。その時はごめんなさい。あと論文も読んでAbstractです。連絡は ptrboundary [at] gmail.com までお願いいたします。

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タイトル 日 時
気候変動、ベルギーの地ビール ランビックを脅かす
ランビック (Lambic) というブリュッセルの地ビールが気候変動により将来醸造できなくなるかも、と地ビール職人さんと環境学の学者がブログに投稿しています。かなりの長文で、これを全部読む時間はないので要約してくれている(らしい)the Guardianの記事によると ...続きを見る

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2018/09/12 07:07
ナポレオンはタンボラ噴火のため没落
上記タイトルはもちろん大盛りです(笑)。原論文では本文の末尾、conclusionの直前のパラグラフに出てくるナポレオンというキーワード(本当に出てきます)を、大学のプレスリリースでは前面に押し出して盛っている(最後はヴィクトル・ユーゴーまで持ち出している)ので、この記事タイトルでは更に盛ってみました。 大規模な火山噴火で微細な火山灰やエアロゾルが大気上層へと巻き上げられるメカニズムとしては従来、対流が考えられていた。本論文では火山灰が電荷を帯びていることによる浮遊メカニズムを解析する。このメ... ...続きを見る

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2018/08/29 01:52
グリーンランド最北端で海氷が離岸
グリーンランド最北端モリス・ジェサップ岬周辺で海氷が離岸。衛星観測史上、離岸は今年2月に初めて観測され、今回が2回目。2018/07/27 - 08/13のモリス・ジェサップ岬周辺の海氷の動きをアニメにしたもの。岬は動画の中で一番上に出っ張っている部分です。 NSIDCの北極海海氷ニュース2018/08/15に引用されていた、岬周辺の8/13の静止画。 ...続きを見る

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2018/08/25 22:54
黄色いイギリス南部
黄色いイギリス南部 降雨不足のためイギリスを衛星写真で見ると5月は青々としていたのに7月中旬は黄色っぽくなっている、とBBC他あちこちで取り上げられていましたが、8月半ばにイギリス南部を訪れる機会がありました。列車の車窓からの風景。 うすら寒いものを感じます。イギリスの盛夏の風景ではありません。無論これは特にひどいところを狙って撮った写真であり、Bristolに7月末に行った時には、あれ?意外と平常運転? と思いましたが。樹木はやはり耐久性があり素人目には普通に見えます。牧草は、畑ごとに大きくばらついていました。... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2018/08/19 03:58
動画:高さ100mの氷山が崩れてグリーンランドの村に津波来襲
グリーンランド西岸Innaarsuitの沖合に浮かんだ氷山の一部が崩れ、集落に大波が押し寄せる様子を示した動画がYoutubeに投稿され話題を呼んでいるそうです。ちょっと撮影の角度が悪く、津波それ自体はほとんど見えないのが私のような人間には不満ですが。 The Guardianの記事によれば、氷山が来て崩れることは決して稀ではない (昨年グリーンランドNuugaatsiaqでは4人が死亡するイベントが起きている) が、高さ100mの氷山というのはこれまで見た中で最大だ、しかも割れ目が見えている... ...続きを見る

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2018/07/22 12:24
Lasen CとGeorge VI棚氷崩壊時の海面上昇は各々4mm, 22mm
連日の猛暑お疲れ様です。日本のメディアは日本以外の暑さについて全く触れないので、日本だけが暑いような印象がありますが、北半球全域が熱波に襲われているようです。昨日 (2018/07/19) 発表された熱波による英国のビフォーアフター衛星写真を見ると、ちょ、おま、これBrexit迷走以上にヤバくね? と思います。私は聞かれると「東京の奴らが昔に比べて暑くなったというのは、大半がヒートアイランド現象。温暖化じゃない」と言い続けておりましたが、北半球どこもかしこも暑いって、、、そういうことなんでしょう... ...続きを見る

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2018/07/20 21:39
気温と湿度の上昇によるキリングゾーン発生の将来予測
気温が湿度を伴って上昇すると人は放熱できなくなって死ぬ、温暖化でそれが起きる可能性があるという話を以前聞いて気になっていました。新研究が出たようです。従来研究では、湿球温度35℃は人間が生存できる限界と見なし得るとされている。この湿球温度では人間は発汗で代謝熱を捨てることが十分には出来なくなり、a few hoursで死に至る。 20個のGCMのうち南アジアの再現性が最も良い3個のGCMのアンサンブルを取り、将来の熱波を分析した。RCP8.5シナリオ下で南アジアは21世紀後半にはこの限界に近づ... ...続きを見る

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2017/08/16 13:38
サーフィンのコツ
サーファーが最大の加速を得ることが出来る場所、いわゆる波のスイートスポット、の簡明な判定基準を導出した。すいません、サイエンスという意味での内容はスルーします。 恩師が波の大家だったのでこうした論文を見ると反応してしまうのですが、記事にしたのはプレスリリースが無茶苦茶だったからです。肝心の新知見はほぼ完全にスルー。書かれていたのは「これ遊びじゃないんだよ、海洋学への、そして気候変動への知見を深める上で重要なんだよ」という言い訳が延々と。 サーフィン、大いに結構と思うんだけど。というか、言い訳... ...続きを見る

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2017/07/04 23:28
南極氷床下の地底湖の痕跡
南極氷床の下には数百の地底湖が存在することが知られている。だが湖を汚染することへの配慮等もあって調査は進んでいない。たとえば最大かつ最も有名な湖はボストーク湖だが、ロシア隊が行った調査は、湖の直上までを掘り抜き、水が圧力で噴き出し凍るまでの間に採取された水を分析する、に留まる。その結果、こうした湖が氷床の動きに与える影響や、湖の中での生命活動の理解は進んでいない。 我々は地底湖というユニークな環境を分析する新しい枠組みを提供する。 我々は南極の大陸棚Pine Island湾で堆積物の掘削を行... ...続きを見る

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2017/06/09 15:51
気候変動で日本のGDPは35%減、ロシアは419%増
丸一年間あけてしまいました。 2016年の全球平均気温は過去最高を更新する、と1年前に聞いた時にはホントかよと思いましたが、更新するようですね。2014年に初めて疑問の余地なく1998年の記録を抜いてから3年連続での大幅な記録更新です。おかげでhiatusは「我々は何かを間違えていたのか」から「我々の細部の理解はまだまだだ、hiatusを通じて切り込むぞ」とすっかり前向きに変わりました。前向きなのは結構なのですが、2014-16は1997-98年同様、大エルニーニョによる強烈な追い風参考記録で... ...続きを見る

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2016/12/30 01:05
2016年は更に暑くなる?
英国気象庁は翌年の全球平均気温について毎年予測を出すのですが、そのプレスによると2016年は、史上初めて産業革命前+1℃を記録する可能性が高い2015年に比べても更に気温は0.1℃強程度上昇して史上最高を3年連続で塗り替える可能性が高いとのこと。具体的には、2015年1-10月は1961-90年の平均に比べ0.72℃高いのですが、2016年の予測値は+0.84 [0.72-0.96]℃との予報。 ...続きを見る

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2015/12/25 00:10
今世紀中の南極からの海面上昇寄与は限定的
氷床の挙動の観測データを使い氷床のモデルに制約を課すことで、2200年までの南極氷床からの海面上昇への寄与を計算した。 海洋性氷床不安定 (marine-ice-sheet instability, MISI) がAmundsen Sea embayment (ASE) 全体で進行しつつあるかもしれない証拠が増えている。ASEには海面を1m以上上昇させ得る氷がある。他も同様となれば全体で数メートル上昇する。だが十分な精度を持つモデルは開発途上である。氷床が設置する境界線を十分な空間分解能でモデ... ...続きを見る

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2015/11/24 22:31
2015年は産業革命前比で+1℃超えの可能性
2015年の全球平均気温は史上最高になりそうという話を以前書きましたが、英国気象庁が予測してみたところ、1850-1900年の平均に比べ2015年の予測値は1.02±0.11℃になったとのこと。予測ながら初の1℃超え。産業革命前に比べて+2℃未満に留める、が政治の世界での焦点ですが、まだ眉唾段階ですし、強烈なエルニーニョによる追い風参考記録ではありますが、+1℃という数字が遂に現実の世界で出てきたのですね。 ...続きを見る

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2015/11/10 20:46
2015年、夏の北極海の海氷の総括
2015年、夏の北極海の海氷の総括 2012年9月、北極海の海氷面積 (NSIDCによる推定) は3.39e6km^2まで、体積 (PIOMASによる推定) は3.79e3km^3まで減少しました。体積は2008年から5年連続で減少して2008年の半分になっており、私は北極海の海氷が9月には完全になくなる時期が近いと判断、終わりの始まりという記事をエントリしました。その記事は当田舎ブログとしてはかなりのアクセス数を稼ぎました。でもそこから2013年、14年と海氷は大きく増加、粘り腰を見せています。素人判断は駄目ということなんでしょ... ...続きを見る

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2015/10/28 20:42
んで結局、hiatus (温暖化の停滞) はあったの? なかったの?
今年6月「hiatus (温暖化の停滞; 1998年以降、全球平均地上気温の上昇が止まった or 上昇速度が劇的に鈍ったとされる現象) は実は観測データの解析上のミスが原因であり、hiatusはそもそも存在しなかった」という論文がScience誌に載ったとのニュースが流れました。本当ならば頭痛が痛いとか口走りたくなります。その時は聞き流したのですが、縁があったので4か月遅れながら解説記事と合わせて読んでみました。IPCC AR5は、海面高度における全球気温は過去15年間、それ以前の30-60年間... ...続きを見る

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2015/10/10 06:51
必要ならまたやるぞ:ポーランド人が語るワルシャワ蜂起
必要ならまたやるぞ:ポーランド人が語るワルシャワ蜂起 ワルシャワ蜂起は我々にとり、悪い思い出だけではない。彼らの犠牲の上に我々の今の平和は築かれている、それはお前が語る、硫黄島の物語とおなじだ。 必要ならまたやるぞ。先日ワルシャワで旧友たちとウォッカを痛飲していた時、旧市街にあるワルシャワ蜂起とカチンの記念碑に話が及びました。 蜂起とカチンの記念碑、見たよ。手を合わせてきた。と当方が水を向けたところ、なにを不思議がるんだ。お前たちだって硫黄島やったじゃないか、から始まった会話の結論です。思わず握手して抱き合ってしまいました。栗原中将の下にいたな... ...続きを見る

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2015/09/27 21:54
米国でのヒートアイランドNo.1都市: ソルトレイクシティ
ヒートアイランド (urban heat island; 以下UHI) 現象には都市の空間的な広がり、アスファルト等使われている材料、植生の有無、排熱などが影響する。これら都市の形態 (Urban morphology) とUHIの強さとの関係を50の都市を調査することで都市をモデル化しUHIの強さを計算する方法を開発した。本モデルではParameter-elevation Relationships on Independent Slopes Model (PRISM) の気候データを用い、気... ...続きを見る

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2015/09/21 23:20
今年2015年の全球平均気温が過去最高となる確率:97%
NOAAが今年(2015年)の全球平均気温が過去最高となる確率を1月から7月までのデータを基に計算してみたところ、97%となったそうです。要は事実上確定。 ...続きを見る

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2015/09/19 07:40
鮮新世の海面上昇の従来見積もりは過大?
鮮新世中期の温暖期 (MPWP, 330-290万年前, 推定CO2濃度350-450ppm) の海面上昇は25-30m程度であったとの推定が多い。これは西南極氷床とグリーンランド氷床は完全に、東南極氷床は30%溶けることを意味する。だが今回、氷床自体の酸素同位体比の変化を考慮して推定し直したところ、上昇幅は9–13.5mとなることが分かった。 過去の海水面の推定の多くは底生有孔虫の酸素同位体比(δ18Ob)を深海の海水温と陸上の氷床とに換算することで行われる。鮮新世についての推定... ...続きを見る

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2015/09/16 21:13
中国の石炭のCO2排出係数は40%過大評価されていた
中国の石炭の特性を4200の鉱山のデータと602の実サンプルに基づいて分析したところ、石炭の使用量をCO2排出量に換算する係数 (emission factor; 以下排出係数) は、主に米国や欧州の鉱山からの値を平均して出したIPCCの推奨値よりも40%低いことが分かった。中国では必ずしも洗炭せず、不純物の多い石炭を使っていることが原因であった。このことを考慮して計算し直したところ、2013年の世界全体のCO2排出量は10%過大に見積もられていたことが分かった。 中国のCO2排出推定値に... ...続きを見る

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2015/08/31 07:21

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