気候変動覚え書き

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zoom RSS 起きてしまった温暖化からの回復:3〜4万年もあればOKかも?

<<   作成日時 : 2011/05/07 21:36   >>

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5600万年前に起きた温暖化、Palaeocene-Eocene Thermal Maximum (PETM)の期間中に海陸で生成された岩石のC12/C13比を計測し、PETMの時間経過に伴う進展を調べた。その結果、炭素過剰な時期がしばらく続き、その後急速かつ短期間で炭素は吸収されたらしいことが判明した。吸収に費やされた期間は炭素循環モデルからこれまで算出されていた期間よりも早く、数万年といったレベルであった。大気中に過剰に放出された炭素の半分以上(2,000 Pg)は3〜4万年で回収されていた。従来モデルの予想の1/3であり、岩石の風化作用による炭素吸収という従来説では説明できない速度である。過剰な炭素は風化サーモスタットにより一定の速度で吸収されていく、という静的なモデルは考え直すべきかもしれない。PETMのそもそもの原因すら不明である現在、このような急速な回収速度の原因について断定的な事は言えないが、バイオスフィアが急速に拡大し炭素が土壌内に蓄積されたことで説明可能な範囲。Nature Geoscience掲載論文。
大学で本分野を勉強した元理学部生としては「従来理論の1/3?ををっ!面白い!知りたい!ついでに、論文ネタが一杯あるぞ!」とか考えますが、その世界から遠く離れた人間としては「てめえ、10万年と3万年のどこが違うってぇんだ、一度温暖化が起きたら悔い改めても遅いことに変わりはねぇ」としか言えません。

Journal Reference: Gabriel J. Bowen, James C. Zachos. Rapid carbon sequestration at the termination of the Palaeocene-Eocene Thermal Maximum. Nature Geoscience, 2010; 3 (12): 866 DOI: 10.1038/ngeo1014

Purdue University (2011, April 21). Earth recovered from prehistoric global warming faster than previously thought. ScienceDaily. Retrieved May 7, 2011, from http://www.sciencedaily.com/releases/2011/04/110421151919.htm

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