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zoom RSS 北極海の海氷面積:今年の夏はかなり回復、でも過去3番目

<<   作成日時 : 2009/09/19 05:57   >>

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米国National Snow and Ice Data Center (NSIDC)の速報によれば、北極海の海氷は9月12日に今年の最小面積に到達し、増加をはじめたらしいとのこと。
  • 2009年の極小は510万Km^2。過去3番目の小ささ。2007年(413万km^2)、2008年(452万km^2)に次ぐ。1979-2008年の平均よりは128万km^2 (20%)小さい。
  • 今年は過去2年間よりも気温が低かった。特にChukchi海とBeaufort海は2007年に比べ気温が低かった。また風が氷を広げる方向に吹いた。
  • 2007年と比較すると、分布はかなり違う。パターン的には2008年に似ていた。2007年は北極海の中心部、Chukchi、East Siberian Seaで海氷が失われた。風が氷を北へと吹き寄せたため。だが今年は風が北東へと吹いたため、Beaufort Seaで失われた氷が多かった。
  • 北東航路 (シベリア沿いに太平洋と欧州を結ぶ) は今年も開通し、ドイツの商船2隻がロシアの砕氷船の護衛付きで航海した。北西航路は今年は開通しなかった。
  • これは速報。もう一段減少する可能性はある(といっても大勢に影響はないとwebmasterは思いますが)
北極海の海氷については昨年パニック気味のエントリを書きましたが、2007年の大幅減少の流れを引き継いでそのまま一気に減少、はなかったようですね。
NSIDCのサイトには海氷の最小面積の経年変化のグラフは発表されていない(単にまだ作ってない?)ようで、代わりに今年を含めた8月の海氷面積のアノマリのグラフがあります。
これを改めてしげしげと眺めてみると
  • 2007年に起きたような劇的な海氷面積の減少は、過去にも何度も起きている
     例えば1990年。1995年。2002年。
  • 現在も長期トレンド (年率0.87%±0.23%で減少) にほぼ乗っている
     2007年に大幅に減少し、そのまま行けば長期トレンドから外れていたが、2008年、2009年と回復した結果、長期トレンドにほぼ復帰したように見える。
  • とはいえ2007年の大幅減少は効いており、2年連続で増加した今年、ようやくトレンドの線ぎりぎりまで戻ったに過ぎない
  • 1979年以降、3年連続で海氷面積が増えたことはない
     だから2010年は再び減少、長期トレンド線の下をうろうろ?!
これはグラフだけからの記述であり、内的なメカニズムを全く考えていません。だからこれで将来が予測出来るとは全く思いませんが、パニックする前に深呼吸するくらいの役には立つといいな。

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