気候変動覚え書き

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zoom RSS アラスカ湾では海洋酸性化の影響が現れ始めている?

<<   作成日時 : 2009/08/25 06:48   >>

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本年(2009)春に採取された海水を分析したところ、アラスカ湾での海洋酸性化は予想 (って何?) よりも進んでおり、熱帯地方の海よりも恐らくは深刻かつ急速に起きていることが分かった。これは以前行われたChukchi海とBerling海との観測と一致しており、アラスカを取り巻く海すべてで海洋酸性化が進んでいるらしい。この影響はまだ不明な点が多いが、「これは来世紀ではなく、次の10年間の問題だ」とこれら一連の観測を行ったU-Alaska FairbanksのJeremy Mathis。
観測ではアラスカ海のいくつかの地点で、甲殻類等の生物が十分に強い殻を作れない程に酸性化が進んでいることが分かった。初期の研究に依れば、こうした生物は酸性度の変化に対応するためのホルモンを持っているが、成長速度は落ちる。影響を受けそうなもう一つの生物はアラゴナイトの殻を持つ翼足類で、ピンクサーモンの食物の半分近くを占めている。翼足類が10%減少するとサーモンの体重は20%減少し得る。この影響だと断言するには時期尚早だが、漁業関係者に依ればアラスカ周辺のサーモンの体重は減少している。
アラスカ周辺の大陸棚は水温が低くて浅い。このためCO2が溶けやすく、CO2が少ない深海の水との混合もない。更にはアラスカの海は生物が豊富で、こうした生物は酸素を消費してCO2に変える。このためCO2濃度は今後も上昇し続けると見込まれる、とMathis。ただし別の学者は、海洋酸性化が重大な問題であることは同意しつつも、アラスカ周辺の海ではCO2濃度は常に高かったのであり、こうした環境に生物が適応している可能性を考えれば、アラスカ周辺は熱帯地方よりも海洋酸性化に脆弱と断言するのは時期尚早と指摘。
どう評価すればよいのかよく分かりませんが、不気味。

University of Alaska Fairbanks (2009, August 14). Increased Ocean Acidification In Alaska Waters, New Findings Show. ScienceDaily. Retrieved August 24, 2009, from http://www.sciencedaily.com/releases/2009/08/090813163158.htm

'Rising acidity erodes Alaska's fisheries,' 20 August 2009, By Douglas Fischer, Daily Climate Editor, from http://wwwp.dailyclimate.org/tdc-newsroom/2009/08/rising-acidity-erodes-alaskas-fisheries

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