気候変動覚え書き

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zoom RSS 気候にtipping point (臨界点) は存在するか

<<   作成日時 : 2009/04/02 18:28   >>

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Tipping point (臨界点) を巡り議論が起きているようです。NY Timesの記事:
NASAのJames HansenはObserver誌に「我々はtipping pointに近づいている、このままでは子孫たちに、彼らには制御不能な世界を遺すことになる」。Tipping pointは色々ある (記事は、みんな分かってるよねという調子で書かれてました。こんなことを想定しているんでしょう)。気候システムに非線形な現象があることの証拠は豊富にある、と言う。
だが気候変動を深く憂慮することでは一致するが、人々の注意を引くためにtipping pointという言葉を使うのは誤解を招くしバックファイヤーが起きるという科学者も。古気候を見れば気候が劇的に変化することがあるのは明らかだが、tipping pointを過ぎてしまったと言えば、人々はそれを行動を起こさないことの言い訳に使うだろうし、そもそも、具体的に何処がtipping pointなのか確かなことは誰も知らないのだ。例えば北極海の海氷の減少には勢いがついている、という説に対してYale大のJohn S. WettlauferとCalifornia Institute of TechnologyのIan Eisenmanは異議を唱えている。夏が終われば海氷は速やかに回復する、そして、分かっていることとと分かっていないことについて我々は馬鹿正直でなければならないとWettlauferらは主張。また別の専門家は、tipping pointを過ぎたかなんて細かい話をする暇があれば手を動かすべきだと主張。
このtipping pointを巡る議論は色々あるらしく、学者にアンケートを採る騒ぎになっているようです。あるかないかと言えば、あるのは間違いないでしょうし、何らかのtipping pointを遠からず超える可能性もあるのだろうと思います。でも、手を動かす方が重要との意見には全面的に賛成です。幸い、放射平衡の式を考えれば、温度上昇に対しては温度の4乗という強力な負のフィードバックがかかっているのですし。

ANDREW C. REVKIN, 'Among Climate Scientists, a Dispute Over `Tipping Points,' NY Times, March 28, 2009, from http://www.nytimes.com/2009/03/29/weekinreview/29revkin.html?_r=1

Anna Barnett, 'Expert tips,' Nature Reports Climate Change, 26 March 2009, doi:10.1038/climate.2009.28, from http://www.nature.com/climate/2009/0904/full/climate.2009.28.html

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