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zoom RSS 太平洋十年規模振動 (PDO) の寒冷フェーズ続く

<<   作成日時 : 2008/12/15 07:31   >>

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Jason-1衛星の最新の海面高度の観測結果によれば、太平洋十年規模振動 (Pacific Decadal Oscillation, PDO) は引き続き強い寒冷フェーズにある。またエルニーニョ、ラニーニャとも見られない。11月15日の前後、計10日間のデータを1993-2008の長期平均と比較しての結果。海面高度は海洋上層に含まれる熱量の指標となる。PDOが寒冷フェーズにあることはNOAAのSea Surface Temperature (SST) のデータ (http://www.cdc.noaa.gov/map/images/sst/sst.anom.gif) からも確認出来る。
PDOは5〜20年毎にフェーズが変わる。寒冷フェーズでは太平洋の周辺部が暖かくなり、温暖フェーズでは中央部が暖かくなる (http://jisao.washington.edu/pdo/ を参照)。寒冷フェーズはラニーニャに似た効果がある。今回の寒冷フェーズは2007年秋に始まった。
海面高度の測定は1992年にTopex/Poseidon衛星により開始された。現在のJason-1の後継となるJason-2は今年6月に打ち上げ成功して優れた観測データを生成しており、オペレーションが開始されている。完全に校正が完了した公式データは来春に科学利用向けに利用可能となる予定。
元記事には海面の高低のイメージデータがあります。更に詳しくはNASAのサイトを。
http://www.nasa.gov/topics/earth/features/20081209.html
http://sealevel.jpl.nasa.gov/
http://sealevel.jpl.nasa.gov/science/jason1-quick-look/

PSOのこれまでの計測結果はこちら。
http://jisao.washington.edu/pdo/
http://www.esr.org/pdo_index.html

上記PSOのサイトを見ると、PSOが寒冷化モードに変化しても、その影響は圧倒的という訳ではなさそうですね。気温の全球平均は、気象庁のデータ
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/an_wld.html
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/list/an_wld.html
によれば2001〜2007年が第2位〜第8位を占めています。この記録的高温の期間中にもPDOが寒冷化モードになっていた場合はあったようですから。最高記録更新は難しいが寒冷になる訳でもない、くらいに思っておけばいいのかな?

NASA/Jet Propulsion Laboratory (2008, December 12). Oscillation Rules As The Pacific Cools. ScienceDaily. Retrieved December 12, 2008, from http://www.sciencedaily.com/releases/2008/12/081210190517.htm

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