先週、北極周辺の氷は空前の速さで溶けたとのこと。それを受け著名な科学者が、2013年までには夏の北極海は氷なしとなり得ると警告。そう、誰も予測していなかった早さで起きていることが問題なんですよね。科学者としては。懐疑派の人々は気候モデルの不確かさ、不十分さを指摘し「そんな不十分な論拠で」と言う。彼らは全くもって正しい。気候モデルは不十分です。でも、その不十分さが悪い方向に働いていたら、我々のこれまでの予測が大幅に過小だったならば。正直、怖いです。 Robin McKie, science editor, from The Observer, Sunday August 10 2008, retrived from http://www.guardian.co.uk/environment/2008/aug/10/climatechange.arctic 2008/08/13編集&追記: 怖がっていても生産的ではないので、海氷データを眺めてみることにしました。昔どこかで海氷面積の経年変化のグラフを見た覚えがありますが、掘り出せなかったので自分で作ってみました。データは気象庁のものを使いました。 2007年に、一気に減少したことがよく分かります。しかし、あと数年で消滅するようには見えない、、、減少はほぼ直線的に進んでおり、1979-2006年の28年間で(目分量で見積もると(笑))200万平方キロくらい減少してます。そして2007年の最小が420万平方キロ。単純に直線を外挿するならば、あと60年くらい大丈夫そうです? 私は、現役のプロの予測に異議を唱えているのではありません。単に、不思議だなあ、彼らは私が知らない何を知っているのだろう?と思っているだけです。もちろん、海流が変わって海水温が上昇しているとか、昔は岸に固着していた氷が現在は岸から切り離されたので夏には一気に溶けるとか、昔の氷は分厚い多年氷だったが今は薄い一年氷が大半を占めるとか、断片的な話は私も聞いたことがあります。「氷がなくなる」とはこのグラフの値がゼロになることではない、も理解しています。また、氷は最初はあまり溶けないが、溶け始めると早い、はかき氷と格闘する小学生でも知っていることです 。それらを考えても、ド素人がこのグラフを見た限りでは、2012年や2014年に氷が消滅するようには見えない。不思議です。 衛星からの毎日の画像をJAXAのページで見ることができます。これを見ても、昨年の同時期に比べれば十分大きいように見える。もちろんこの画像は高度な画像処理の最終結果を示しているに過ぎず、氷があるようにこの画像では見えても実際には溶ける寸前、みたいな話は当然あるだろうと思います、、、欠落している私の知識は何なんだろう? 、、、こんな書き方は不遜ですね。雪氷学の単位一つ取ったことがない、教科書一冊読破したことがないんだから。でも不思議。 2008/10/10追記: 2013年に起きるのは「北極点に氷がないこと」との指摘を頂きました。確かに元記事の英語をよく見るとそうなっています。今回の場合、私に不足していた知識は雪氷学じゃなくて英語だったのね。頭が痛い。 |
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近年中の話は「極点の氷が夏季の最小時期に無くなる」という話だったように思います。 |
綾波シンジ 2008/10/09 23:42 |
仰るとおりでした。元記事には「Arctic」とあり「Arctic Ocean」ではありませんでした。納得しました。お恥ずかしい。 |
polly 2008/10/10 07:20 |
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